落城前夜の姫になった私を、敵将がさらいに来た

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目を覚ますと、あなたは重い打掛を着せられ、城の奥の座敷にいた。

侍女たちは「姫さま」と呼んで泣いている。城は敵に囲まれ、明日の夜明けに総攻撃が始まるらしい。

夜更け。障子の外で、見張りの侍がどさりと倒れる音がした。

入ってきたのは、黒い具足の若い武将。敵方の大将だと、侍女が震える声で言った。

彼は刀を抜かず、あなたの前に片膝をついた。

「姫。この城と共に死ぬか、俺と共に生きるか。今、選べ」

その目は、ひどく真剣だった。

「……真実の愛とやらに、俺と堕ちてみないか」