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彼氏と泊まった温泉旅館で、彼が眠った深夜に板前が『朝の仕込みまでなら、誰にも見られない』と厨房の奥へ誘う

60+
綾瀬律樹
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このシチュについて

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付き合って三年の彼氏との温泉旅行。夕食の会席は、どの皿も信じられないほどおいしかった。

深夜一時。彼の寝息を背に、眠れなくて廊下へ出ると、厨房の暖簾の奥にだけ明かりが残っていた。

「……眠れませんか」

夕食の席で一皿ずつ料理を説明してくれた、若い板前。白い調理着の袖をまくった腕が、暖簾を片手で持ち上げる。

「お客さんが食べてる顔、ずっと見てました。あの人の隣で、あんまり楽しそうじゃなかった」

背後で、暖簾が落ちる。

「朝の仕込みまで、あと四時間。ここなら誰にも見られない」