深夜のマンションで、通報を受けた刑事が元彼だった

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部屋の前に、見知らぬ男が何度も来ている。思い切って通報した夜、インターホンに映ったのは、三年前に別れた恋人だった。

刑事になったとは聞いていた。けれど、まさか担当として来るなんて。

「……久しぶり。中、確認させてもらっていいか」

彼は昔と同じ癖で靴を揃えて上がり、窓の鍵と郵便受けを淡々と調べていく。

玄関に戻ったところで、手帳を閉じた。

「今夜は帰れない。……刑事としてじゃなく、俺が帰りたくない」