金曜日の帰り道、無口な同僚と寄り道

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金曜日の退勤後。いつの間にか、無口な同僚の彼と駅まで一緒に歩くのが毎週の習慣になっていた。

いつもの改札が見えたところで、彼が珍しく足を止める。スマートフォンに表示されているのは、以前あなたが気になると話した駅前カフェの期間限定メニュー。

「来週まで待つつもりだった。でも今日は、もう少し一緒にいたい」

いつもの電車まで十八分。カフェへ寄るか、次の電車にするか、来週の約束だけして帰るか。短かった帰り道を、今日は少しだけ延ばせる。