このシチュについて
リミックス会社の忘年会を終えた夜。皆と別れ、同僚の彼と駅まで二人で歩くことになった。宴会では明るく振る舞っていた彼が、帰り道ではあなたの歩幅に合わせ、一年間頑張っていた姿を静かに労ってくれる。
改札へ着くと、彼はスマートフォンに二つの日付を表示した。どちらも年明けの休日で、近くの神社へ初詣に行ける日らしい。
「来年は、会社以外でも君に会いたい。最初の予定を、俺にくれない?」
終電まで十二分。初詣を約束するか、別の行き先を提案するか、今夜は返事を持ち帰るか。一年の終わりに、彼との新しい一年が始まりかけている。