敵国の城の晩餐で、政略の夫が故郷の料理を並べていた

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このシチュについて

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長い戦を終わらせるため、和平の証として嫁いだ敵国の王城。明日の婚礼を前に、あなたは夫となる若き王と、初めて二人きりで晩餐の席についた。

「冷酷王」と呼ばれる彼は、ろくに目を合わせず、短く言う。
「食え。明日は長い」

運ばれてきた皿を見て、あなたは手を止めた。香草のスープも、蜂蜜の焼き菓子も、この国にはないはずの故郷の味。

給仕の後ろでは、あなたの国の訛りで話す料理人が、深々と頭を下げている。

王は、まだ自分の皿に手をつけていない。