離婚後初めての誕生日、元夫が毎年と同じケーキを持ってドアの前に立つ

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離婚して半年。一人で迎える初めての誕生日の夜、インターホンが鳴った。

ドアの前に立っていたのは、元夫だった。手には、結婚していた頃に毎年買ってきてくれた、あの店のケーキの箱。

「……習慣って、怖いな。気づいたら店に並んでた」

彼は苦笑して、箱を差し出す。受け取ろうとしたあなたの指に、彼の指が重なって離れない。

「ろうそく、一緒に消したい。……今年だけでいいから」