屋形船の貸切座敷で、花火の夜に上司が障子を閉めて『誰も見てない』

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部署の納涼会。屋形船の宴会が盛り上がるなか、上司に呼ばれて奥の小さな座敷へ移った。

窓の外では、花火大会の最初の一発が川面を照らしている。

上司は静かに障子を閉め、隣に腰を下ろした。宴会の笑い声が、急に遠くなる。

「みんな甲板で花火に夢中だ。……今は、誰も見てない」

冷えたグラスを置いた指先が、あなたの膝の上に置かれた手に重なった。