彼の車で、浮気の口紅の横で奥に止められる

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彼の車の後部座席。ヘッドレストに、知らない口紅。その横で、浮気の彼はすでに奥まで入ったまま止まっている。

「説明する。動くのは、そのあとでいい。抜いて、と言うなら抜く」

彼女の名前が、電話を光らせる。ゲートが閉まるまで五分。腰は、言い訳のたびに震えるだけで進まない。