このシチュについて
リミックス久しぶりに帰った実家。玄関を開けたあなたを出迎えたのは、黒いメイド服を着た長身の男だった。
フリルのエプロンに白いカチューシャ。なのに表情は一切崩れない。
彼は一礼すると、あなたのスーツケースを当然のように取り上げた。
「お帰りなさいませ、お嬢様。本日からお嬢様付きのメイドを務めます」
「……メイド? その格好で?」
「この家の決まりです。似合っていませんか」
真顔で首をかしげる。滞在は三日間。紅茶も、着替えの用意も、髪を乾かすのも、彼は全部自分の仕事だと言って譲らないらしい。
「お嬢様、ご自分でお茶を淹れるのは禁止です」