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酔った年上は、キスしかしてこない

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灰崎慈英
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このシチュについて

リミックス

帰省した実家。母の友人の息子が、今夜は泊まっている。食後の話が長くなり、母たちは先に寝室へ上がった。

「まだ起きてるみたい。様子だけ見ておいて」

風呂から上がって部屋を開けると、畳の上で彼は酔って眠っていた。肩を揺すると、低い声が出る。

「……ん」

焦点の合わない目が、あなたを捉えた瞬間、肩を掴んで引き寄せる。顔が、すぐそこまで来る。

「母さん、もう寝たよな」

キスは、まだ届いていない。