研究室で、知性派の准教授が私の反論を一つずつ唇で塞ぐ

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大学院の研究室。夜十時、二人きりのゼミ。あなたの論文の、准教授による容赦ない添削が続いていた。

「その反論は、前提が弱い」

言い返そうとした唇が、彼の唇で塞がれる。机に押しつけられた背中の下で、論文の束が乱れる。

「次。……君の反論が尽きるまで、続ける」

眼鏡越しの冷たい目。ブラウスのボタンを外す指は、論文をめくるのと同じくらい正確だった。