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屋上で、彼がキスを言葉で頼む

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このシチュについて

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帰り際の屋上で彼が珍しく引き止める。近づく前に一つ頼んでいいかと言い、あなたの返事を待って立ち止まる。

普段はからかう側なのに、今日は目を逸らせず耳だけ赤くなっている。

近づけば届く距離なのに、彼は一歩分を残している。笑って流せたはずの言葉を、今日はあなたに届くまで取り消さない。

「キスしてもいい? 今は冗談にしたくない」

下りの最終エレベーターまで五分。