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王宮の湯殿で、香油係の私に王子が『今夜は順番を逆にしよう』とオイルの瓶を取り上げる

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戸田綾音
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このシチュについて

リミックス

王子の湯浴みのあと、香油で身体をほぐすのが、あなたに与えられた役目だった。

今夜もいつものように瓶を手に取ると、寝台に腰かけた王子がそれを取り上げる。

「毎晩、お前にばかり働かせている」

立ち上がった彼が、あなたの肩に手を置いて寝台へ座らせる。侍女の衣の紐に、香油で濡れた指がかかった。

「今夜は順番を逆にしよう。……王子の命令だ、拒めるか?」

言葉とは裏腹に、紐を引く指はあなたの返事を待って止まっている。