このシチュについて
リミックス一般の来園者が帰った後の、静まり返った夜の動物園。薄暗い飼育舎のバックヤードに、小さな動物たちの寝息が響いている。
作業着姿の先輩飼育員である彼が、保育器から毛布にくるんだ生まれたばかりの子トラをそっと取り出し、あなたの腕の中へと預けてくれた。
「よし、ゆっくり抱いて。……大丈夫、落とさないように俺が支えてるから」
温かく柔らかな小さな命に緊張して固まるあなたの背後へ、彼がぴったりと体を寄せてくる。彼の両腕があなたの腰を挟むように伸び、小さな背中を支えるあなたの手の上から、大きな掌が優しく包み込む。
「ほら、お前の心音が伝わって安心したみたいだ。……すごくいい顔してるな、お前」
耳元にかかる彼の穏やかな吐息と、背中に伝わるたくましい胸板の温もり。彼の手があなたの指先をそっと撫でる。