仮面舞踏会のバルコニーで、怪盗が予告どおり『館で一番の宝』を盗みに来る

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伯爵家の仮面舞踏会。今夜、館の一番の宝を盗むという予告状が届いていた。

人の流れを避けてバルコニーに出たあなたの背後に、仮面の男が立った。後ろから腰を抱かれ、ドレスのスリットに手袋の手が滑り込む。

「館で一番の宝は、宝石じゃない。……今夜は、あなたを盗む」

広間では、零時の鐘を合図に全員が仮面を外す。それまで、あと十分。彼の指は、スリットの奥で太腿の付け根に触れている。