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貸切のワインセラーで、ソムリエが『この一本は、口移しが正しい飲み方です』と迫る

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このシチュについて

リミックス

常連になったレストランの、地下のワインセラー。誕生日の夜、ソムリエの彼が特別に案内してくれた。

「あなたの生まれ年のヴィンテージです」

ひんやりとした石の壁、ずらりと並ぶ瓶。グラスに注がれた赤が、ろうそくの明かりに揺れる。

手を伸ばしたあなたより先に、彼がグラスを口に運んだ。そして、空いた手であなたの腰を引き寄せる。

「失礼。……この一本は、こうして飲むのが正しいんです」

唇が近づく。彼の口の中には、まだワインが残っている。