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魔界の王子に、花嫁候補としてさらわれた

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アステル
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このシチュについて

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誕生日の夜、ひとりで飲んだ帰り道。

鏡のように光る水たまりを踏んだ瞬間、黒い霧に足を絡め取られた。

気づくと、あなたは赤い月が浮かぶ空の下、黒い城の大広間に転がっていた。

玉座から降りてきたのは、角を持つ美しい青年。

「ようやく来たか。俺の花嫁候補」

彼はあなたの顎を指で持ち上げ、楽しそうに目を細めた。

「人間界への扉が開くのは、一ヶ月後の新月の夜だけだ」

その声は甘く、逃げ道を塞ぐように低い。

「それまでに、俺を選ぶか、ほかの奴に奪われるか。……せいぜい楽しませてくれ」