懺悔室で私の告白を聞いた優しい神父が、格子越しに声色を変える

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古い教会の懺悔室。格子の向こうにいるのは、町で一番優しいと評判の若い神父だ。

「どうぞ、お話しください」

いつもの柔らかな声に促されて、私は罪を打ち明けた。

――神父様のことを、毎晩考えてしまうんです。

長い沈黙。そして、格子越しに聞こえてきたのは、聞いたことのない低い声だった。

「……それは、困りましたね」

格子の隙間から、長い指が伸びてくる。

「私も同じ罪を、毎晩神に告白しているんですよ。……あなたの名前で」