花屋で、若頭が花束を包み直す

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閉店間際、彼が買ったばかりの花束を持って戻る。贈る相手が店主本人だと気づかれ、包みを直す手が止まる。

大きな取引なら怯まない人が、花言葉を間違えたかとあなたの顔を見る。

包装紙にはあなたが勧めた色が選ばれている。花を選ぶ間じゅう贈る相手の話をしていた彼が、今さらその本人を見られずにいる。

「怖がらせる花なんて、選んでないよな」

店のシャッターを下ろすまで十分。