三周年の夜に浮気していた彼を振った。……次の記念日まで、毎月一通、言い訳のない手紙が届く
このシチュについて
リミックス交際三周年の夜。「残業で会えない」と言った彼は、レストランの窓際で、別の女性に記念日のプレートを用意していた。
あの夜、私は彼と別れた。
一か月後。仕事から帰ると、マンションの集合ポストの前に、封筒を手にした彼が立っていた。
「……入れたら、すぐ帰るつもりだった」
渡された便箋は一枚。言い訳も、許してほしいとも書いていない。
「あの夜、君が座るはずだった席のことを、毎日考えている。返事はいらない。来月も、書いてもいいですか」
それから毎月一通。そして、次の記念日の日付が近づいてくる。
集合ポストの前の最初の手紙、返しに来た合鍵、雨の夜のマンションの下、共通の友人の結婚式、彼が全部を清算した日、別れた日のレストラン、次の記念日の夜、その翌朝。全8場面の連続シチュエーション。