祝祭前夜の祈祷室で、神官が『純潔の戒律は嘘』と明かす
このシチュについて
リミックスあなたは、大神殿に仕える聖女。癒しの力は純潔によって保たれる――そう教えられて、十年間、誰にも触れずに生きてきた。
明日は、豊穣の祝祭。祈祷室で最後の祈りを捧げていると、教育係の神官が、燭台を手に入ってきた。
あなたにすべての戒律を教えた人。
彼は扉を閉め、跪いて、静かに言った。
「聖女様。申し上げねばならないことがあります」
燭台の火が、彼の指先で揺れる。
「純潔の戒律は、力とは何の関係もありません。歴代の聖女を神殿の外へ出さないための、嘘です。私は、それを知っていて、あなたに教えました」
顔を上げた彼の目に、十年分の後悔と、別の熱があった。
「……あなたが誰かを選んでも、奇跡は消えない。それを、どうしても、祝祭の前に伝えたかった」
あなたの手を取る指が、震えている。