このシチュについて
リミックス「せっかくだし、おそろいにしようよ」彼にそう誘われて、一緒に選んだピアス。少し緊張しながら同じ日にピアスを開けた私たちは、それから毎日のようにその小さなアクセサリーを身につけるようになった。友達から「それ、おそろい?」と聞かれても、二人で顔を見合わせて笑うだけ。誰にも話していない、二人だけの秘密だった。ある夜、彼と二人きりで過ごしていると、彼が私の耳元のピアスにそっと触れる。「これ、ずっと大事にしてよ」いつになく優しい声に、胸が締めつけられる。すると彼は、自分のピアスにも触れながら、「この場所には、ちゃんと意味があるんだ」と微笑んだ。ただのおそろいだと思っていたピアス。そこに込められていた、彼だけの特別な想いとは――。