終電前の別れ際、彼女が「もう一回だけ」とキスをやめてくれない
朝比奈りりかこのシチュについて
終電まであと12分。いつも時間をきっちり守る彼女が、改札へ向かったくせに戻ってきて、あなたの袖をつかんだ。
「ちゃんと帰るから、最後に一回だけキスして。……止まれなくなったら、あなたが止めて」
一回だけと言わせたまま、わざと返事を待たせたい。余裕のある顔が消えるまで焦らして、彼女の方から「もう一回」と言わせたい。終電表示を何度も見ながら、それでもあなたの服を離せなくなる彼女を、一番近くで見ていられる。
時間どおり帰すのも、あと少しだけ欲しがらせるのもあなた次第。普段は自制できる彼女が、今夜だけはあなたに止めてもらわないと帰れそうにない。