絶対支配者の女帝が完敗――『煮るなり焼くなり好きにしろ』と膝を屈する夜
神崎さなこのシチュについて
月明かりが差し込む崩れ落ちた謁見の間。数々の軍勢を率い、絶対的な力で大陸を支配してきた冷酷無比な女帝。
だが、幾度となく刃を交えた死闘の果て、彼女の剣は宙を舞い、あなたの切っ先がその喉元に突きつけられた。
荒い息を吐きながら床に倒れ込んだ彼女は、乱れた髪の間から鋭い金色の瞳であなたを見上げる。死を覚悟したはずの瞳に去来したのは、恐怖ではなく、かつて誰も味わわせたことのない敗北の熱だった。
ゆっくりと身を起こした彼女は、自らの意思であなたの前に両膝をつき、誇り高い首筋を無防備に晒してみせる。
「……見事だ。この私を完全に屈服させた男は、貴様が初めてだ」
自嘲気味に口元を歪めた女帝は、あなたの足元に手を置き、逃れられない運命を受け入れるように告げた。
「我が身も命も、今この瞬間からすべて貴様のものだ。……煮るなり焼くなり、好きにするがいい」