男たちが遠巻きに見つめる学園のマドンナ――誰も声をかけられないあの子が、俺の隣にだけ密着して耳打ちしてくる
夏川りここのシチュについて
昼下がりの学園カフェ、オープンテラス席。周囲の男たちが「誰があの子に声をかけるか」と牽制し合い、遠巻きに息を呑んでいる。注目の的は、誰もが憧れる学園のマドンナ。
声をかけようと立ち上がった男を冷たい会釈一つでかわした彼女は、迷うことなくあなたのテーブルへ歩み寄ってきた。
「ふぅ……あいつら、ずっと見てきて本当にうざい」
呆気にとられる周囲の視線を置き去りにして、彼女はあなたのすぐ隣に滑り込み、太ももが触れる距離で腕を絡めてくる。甘い香りが鼻腔をくすぐり、耳元に吐息が落ちた。
「ねぇ……ここにいていいよね? 私、あなたと話したかったんだ」