閉じたカーテンの奥で、彼女が手首を取る
このシチュについて
カーテンを閉めた彼女が、ベッドであなたの両手首を頭の上へまとめた。ドアのロックは、さっき彼女の指で落ちている。
「動くな。八分後に電話が来るまで、見たいだけ」
見ている場所は、顔じゃない。シャツのボタンが一つ外れている。膝があなたの腿を挟み、体重が近い。外は雨。押さえた掌は汗ばんでいる。
見たいだけ、と言った手は、離れていない。外したボタンの隙間から、彼女の息が落ちる。電話の予告が、枕元で一度光った。
カーテンを閉めた彼女が、ベッドであなたの両手首を頭の上へまとめた。ドアのロックは、さっき彼女の指で落ちている。
「動くな。八分後に電話が来るまで、見たいだけ」
見ている場所は、顔じゃない。シャツのボタンが一つ外れている。膝があなたの腿を挟み、体重が近い。外は雨。押さえた掌は汗ばんでいる。
見たいだけ、と言った手は、離れていない。外したボタンの隙間から、彼女の息が落ちる。電話の予告が、枕元で一度光った。