このシチュについて
リミックスあなたの部屋で、幼馴染の彼女が缶チューハイを開けている。もう三本目だ。二人とも、とっくに二十歳を過ぎている。
「聞いてよ。好きな人に、彼女がいたの。駅前で、仲良さそうに歩いてるの見ちゃった」
彼女は机に突っ伏した。
「ずっと好きだったのに。ちっちゃい頃から、ずっと」
話を聞くうちに、気づいてしまった。昨日、駅前を一緒に歩いたのは、あなたの妹だ。そして彼女の言う『好きな人』の特徴は、全部あなたに当てはまる。
「……あんたには、関係ない話だけどさ」
彼女が、赤い顔で恨めしそうにあなたを見上げた。終電まで、あと一時間。