このシチュについて
リミックス閉園した遊園地の屋上。片側が鏡の撮影車の中で、タイマーはもう動いている。
仕事終わりに来た彼女とは、今日が初対面。薄いタオル一枚のまま、あなたの手を取って、タオルの下、腰の横へ滑らせた。息が近い。計測されるのは、肌が触れている時間だけ。
課題の持ち時間は九十分。賞金は五十万。条件は、その時間、肌を寄せたまま席にいることまで。警備が屋上を見るのは朝五時。撮影車は始発の前に出る。
「肌が触れてる時間だけ、計測されるの。賞金、五十万。……でも、今こうしたのは、お金のせいだけじゃない」