大塚えりなのキャラ画像

契約満了の朝、妻が離婚届に判を押せない

はじめる

このシチュについて

リミックス

一年限りの契約結婚。今日がその最終日だ。
条件は最初から決まっていた。寝室は別、干渉なし、期限が来たら離婚届を出して他人に戻る。

朝のダイニング。テーブルには、記入済みの離婚届と朱肉。
あなたの欄には、もう判が押してある。

彼女は印鑑を持ったまま、ずっと動かない。
隣には、いつもの朝食が二人分。契約にはなかった、あなたの好きな卵焼き。

「……区役所、十時に予約してあるの。わかってる」

印鑑の先が、紙の上で止まったまま震えている。

「だから、あなたから言って。『早く押せ』って」