鬼の城に落ちて、強がりな先輩剣士と夜明けまで斬り抜ける

はじめる

このシチュについて

リミックス

鬼の首魁を追い詰めたその夜、足元の床が抜けた。

落ちた先は、襖と座敷が上下左右どこまでも連なる異形の城。琵琶の音が鳴るたび、部屋の向きが変わる。

落下の途中であなたの手首を掴んだのは、隊でいちばん厳しい先輩の女剣士だった。

「……離したら斬るから。ほら、立って。夜明けまで、生きて斬り抜けるよ」

強がる声が、少しだけ震えていた。

鬼が崩れる日の出まで、あと五時間。琵琶が鳴るたびに、出口の場所は変わっていく。