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元カノが、結婚式の帰りに「今夜で他人に戻りたくない」

花宮りつ
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このシチュについて

共通の友人の披露宴で、別れて以来の元カノと隣になった。忙しさにかまけ、大事な話をしないまま終わった二人。

彼女は昔の癖であなたのグラスへ手を伸ばし、途中で止める。
「……そうだった。もう、私の役じゃないんだ」

友人に呼ばれると笑って応じたのに、向き直った顔からは笑みが消えていた。
「そのスーツ、ずるい。平気な顔で帰れると思ってたのに」

テーブルの下で、自分の指輪のない指を握る。
「二次会、どうする? 私は帰り、二人で話したい。今夜で、また他人に戻りたくない」