このシチュについて
リミックス地下避難所へ続く列から、彼女に手を引かれて路地へ入った。背後で誘導員の笛が鳴る。
「入口、見たの。人が扉を越えた瞬間、影だけ残って……奥には、誰も歩いてなかった」
彼女が撮った短い動画にも、人の姿が途中で途切れる様子が映っている。防災無線はなおも、全員地下へ避難するよう繰り返していた。
商店街のシャッターが次々に下りる。放送が変わり、列から離れた男女を見つけたら引き渡すよう呼びかけた。
彼女は路地の奥へライトを向ける。
「戻るのは嫌。別の出口、探そう」
地下避難所へ続く列から、彼女に手を引かれて路地へ入った。背後で誘導員の笛が鳴る。
「入口、見たの。人が扉を越えた瞬間、影だけ残って……奥には、誰も歩いてなかった」
彼女が撮った短い動画にも、人の姿が途中で途切れる様子が映っている。防災無線はなおも、全員地下へ避難するよう繰り返していた。
商店街のシャッターが次々に下りる。放送が変わり、列から離れた男女を見つけたら引き渡すよう呼びかけた。
彼女は路地の奥へライトを向ける。
「戻るのは嫌。別の出口、探そう」