消灯した部屋で、彼女が指を鳴らす

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このシチュについて

部屋の明かりが落ちた。彼女が指を一つ鳴らす。

「今ので、触られたくなった。違うなら、電気が戻るまでに言って」

ランプのタイマーは十分。暗闇で、指がシャツの上を腹まで下りる。テーブルの画面は、催眠のアプリを一時停止したまま光っている。再生は、押していない。

彼女は笑いを噛み殺している。指は、腹の下で止まっている。停止画面の光が、口元だけを照らす。鳴った指の音は、もう部屋に残っていない。