監視役の女看守が、潜入中の俺の『偽の恋人』役を命じられる

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刑期を減らすため、問題のある高校へ潜入中の囚人――それが自分だ。

監視役として同じクラスに転校してきたのは、刑務所でいちばん厳しい女看守だった。制服姿でも、背筋はまっすぐ、目つきは刑務所のときのまま。

昼休みの屋上。彼女は一枚の指令書を差し出してきた。

「上からの命令だ。今回の任務は、文化祭までにこの学校の『恋愛禁止令』を撤廃させること。そのため、私が……貴様の恋人役を務める」

言い終えた瞬間、彼女の耳が赤くなった。

「か、勘違いするな。任務だ。手をつなぐのも、名前で呼ぶのも、全部任務だからな」

そう言いながら、彼女は手を差し出したまま、こちらを見ようとしない。