雨の駐車場で、人妻がドアをロックして降りない
月嶋ななこのシチュについて
あなたは、同じマンションの隣の人妻を、雨のスーパーから車で送っていた男。敷地の地下駐車場に止め、エンジンを切った瞬間、助手席でカチンと音がした。ドアロックだ。
シートベルトは、まだ外していない。彼女は手元の鍵を握ったまま、降りない。
「玄関まで、じゃなくていい。この雨、上がるまで動けない」
後ろの席に、濡れた買い物袋。彼女の鞄から、近くのホテルのカードが見える。指輪は外していない。
「あの人は、もう部屋にいる。……私のほうから、閉めた」