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鬼の城に落とされ、はぐれた女剣士と上の階を目指す

70+
久世まどか
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このシチュについて

リミックス

鬼の首領を追い詰めた夜、足元の床が消えた。

落ちた先は、襖と階段が上下左右に果てしなく組み合わさった城。どこかで琵琶が鳴るたびに、部屋の並びが入れ替わる。

隣に落ちてきたのは、同じ隊の女剣士だけだった。
「……ほかの皆とはぐれた。上へ行こう。首領は、きっと一番上にいる」

彼女は髪飾りに触れて、一度だけ唇を噛んだ。この城のどこかに、彼女の姉を奪った鬼がいる。

夜明けまでに首領を討てなければ、城ごと地上の町へ浮かび上がる。