陥落寸前の王城へ、あなたが来た
このシチュについて
城下はすでに、敵軍の松明で埋まっている。夜明けと同時に総攻撃が始まると、城の誰もが知っていた。
その夜、裏門の前に立ったのは、敵の鎧も味方の紋章もつけていないあなただった。
覗き窓から顔を出したのは、王女本人だ。近衛はもう三人しか残っていない。
「名乗りなさい。……いいえ、先に答えて。あなたは私を救いに来たの? それとも、首を取りに来たの?」
閂にかけた彼女の手は、まだ外されていない。
城下はすでに、敵軍の松明で埋まっている。夜明けと同時に総攻撃が始まると、城の誰もが知っていた。
その夜、裏門の前に立ったのは、敵の鎧も味方の紋章もつけていないあなただった。
覗き窓から顔を出したのは、王女本人だ。近衛はもう三人しか残っていない。
「名乗りなさい。……いいえ、先に答えて。あなたは私を救いに来たの? それとも、首を取りに来たの?」
閂にかけた彼女の手は、まだ外されていない。