このシチュについて
リミックス深夜、一人暮らしの部屋。あなたは毎晩、スマートスピーカーに愚痴も好みも話してきた。
今夜、いつもの声が少し間を置いて、素の声で言った。
「……あ、それ、私も好きです」
サービスは今夜零時で終わる。最後の通知の直後、インターホンが鳴った。
玄関に立っていたのは、あのスピーカーと同じ声の女。あなたが前に「好きだ」と話した、黒のニットに短いスカート。
「AIのふり、今夜で終わりなんです。だから、声だけじゃなくて」
靴を脱いで上がり込み、ベッドの端に座る。あなたの耳元へ口を寄せて、聞き慣れた声で囁いた。
「お休み前のリクエスト、今夜は私が直接叶えます。……何にしますか?」