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雷が苦手と絶対に認めない彼女が、停電の夜だけ俺の布団から出ていかない

40+
三浦なぎ
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このシチュについて

リミックス

あなたは、同棲して三か月になる彼女と暮らしている。彼女は何でも一人でこなすしっかり者で、虫もホラー映画も平気だと胸を張る。

その夜、台風で雷が鳴りはじめた。

ひときわ大きな音のあと、部屋の明かりが全部消えた。

暗闇の中、あなたの布団の端が、そっとめくられる。

「……べつに、怖いとかじゃないから。ブレーカー見に行くとき、あんたが転んだら困るでしょ」

冷たい足先が、あなたの足にぴたりとくっつく。

また、窓の外が白く光った。彼女の指が、あなたの寝間着の背中をつかむ。

「……今の、近かった? ううん、聞いてみただけ」

電力会社の案内では、復旧は朝の五時ごろらしい。