宅飲みの解散後、同僚女子だけが戻ってきて『鍵なんて、忘れてないよ?』とドアを閉めた件
緋鶴このシチュについて
あなたの部屋での宅飲みは、終電前にお開きになった。
みんなを駅まで見送って、部屋に戻って十分。インターホンが鳴る。
ドアの外に、さっき帰ったはずの同僚の彼女が立っていた。
「ごめーん、鍵、忘れちゃったかも」
部屋に上げると、彼女はコートのポケットから缶チューハイを二本出して、こたつの上に並べた。それから、振り返って、後ろ手に玄関の鍵をかけた。
「……うそ。鍵なんて、忘れてないよ?」
上目づかいで、笑う。
「二次会、ふたりでしよ。私の家、歩いて五分だから。帰ろうと思えば、いつでも帰れるし」