『あと72時間で、この町は燃やされる』封鎖線の内側に、幼なじみと二人で取り残された

はじめる

このシチュについて

お盆の帰省で、久しぶりに地元へ戻った夜でした。町外れの化学工場が爆発し、朝には町中に薄黄色のガスが漂っていました。

防災無線が淡々と告げます。
『本区域は封鎖されました。72時間後、区域全体を焼却処分します』

家族とは連絡が取れません。実家の二階で、幼なじみの彼女が防毒マスクを二つ抱えて立っていました。
「あと72時間。……一緒に出よう。道なら、私の方が覚えてるから」

通った小学校、秘密基地だった神社、夏祭りの河川敷。懐かしい場所がすべて危険になった町で、封鎖線の外を目指す三日間、全20場面です。