ゾンビだらけの街で、彼女だけが襲われない

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ゾンビだらけの通りで、彼女があなたを庇って前へ出た。迫っていた群れが足を止め、彼女を避けるように左右へ分かれていく。

「今の、見た? 私が前を歩けば、行けるかもしれない」

理由は彼女にもわからない。それでも避難所の灯りが見え、声に明るさが戻った。ところが門には、感染の疑いがある者は入れないという警告と検査の案内。

彼女はあなたへ伸ばしかけた手を止める。
「私が先に話してくる。あなたは、少し離れてて」
二人で辿り着いた門の前で、彼女が一歩だけ距離を取った。