彼女の勝負服、最終審査は俺
花房りつこのシチュについて
テーマ別ファッション大会の最終審査。観客投票では首位の彼女が、最後の課題「大切な一人にだけ見せる服」で試着室から出てこない。
審査員を務めるあなたが声をかけると、扉が少しだけ開き、採点前の衣装を身につけた彼女が腕を掴んで中へ引いた。堂々とした笑顔は消え、鏡越しに視線を探している。
「会場の点数はいらない。これを見て、あなたがどう思うか先に教えて」
本番まで10分。率直に感想を言うか、衣装を一緒に直すか、なぜ自分の評価だけを気にするのか聞くか。外ではライバルの拍手が始まっている。
登場人物
美月(決勝モデル)
別の衣装で決勝へ進んだ競争相手。舞台上では堂々と観客へ応え、彼女が試着室から戻らないことを気にしている。
長谷川(進行ディレクター)
舞台袖で出番と審査手順を管理する。残り時間を知らせるが、試着室での会話には立ち入らない。