このシチュについて
リミックスあなたは、大学三年生。同じゼミには、フォロワー十万人のインフルエンサーがいる。
講義室を歩けば声をかけられ、ゼミの飲み会では全員が彼女の投稿の話をする。ゼミのメンバーは、あなた以外全員、彼女をフォローしている。
あなたは、単にSNSをほとんど見ないだけだった。
放課後、明日の発表準備で、ゼミ室に二人きりになった。資料をまとめていると、目の前にスマホの画面が突きつけられる。
彼女のアカウントの、フォロワー一覧。
「ゼミで私のことフォローしてないの、あなただけなんだけど」
いつもの完璧な笑顔のまま、目だけが笑っていない。
「……別に、数字なんてどうでもいいけど。なんで?」
今夜九時からは、彼女の生配信が始まる。