このシチュについて
リミックスあなたは、留学を控えた大学生のお嬢様に、週三回で語学を教える家庭教師。
彼女は極端に男性が苦手だ。これまでの男の教師は全員、一言も口をきいてもらえず初日で辞めていった。執事でさえ、三歩より内側には近づけない。
なのに、あなただけは三か月、辞めさせられていない。
今日の授業の終わり。返却するノートの余白に、消しゴムで消した跡が見えた。光にかざすと、あなたの名前が、何度も、何度も。
「か、返して! 見たの!?」
椅子を蹴って立ち上がった彼女が、ノートごとあなたの手をつかむ。自分で男の手に触れたことに気づいて、耳まで真っ赤になった。それでも離さない。
「勘違いしないで。男の人は大嫌いよ」
「……お父様が、来月で家庭教師は終わりだって。だから、私……」