彼女が怪物になるまで、あと10分
神崎さなこのシチュについて
封鎖された医療区画。彼女は自分の手首へ鎖を巻き、最後の鍵をあなたの足元へ投げました。
端末には二つの数字が並んでいます。感染完了まで10分。区画焼却まで10分。
「私を置いて逃げて。次に口を開いた時、もう私の声じゃないかもしれない」
そう言った直後、彼女の喉から別の低い声が重なります。隣室には未確認の解毒剤。ただし扉の向こうでは、何かが爪を立てています。
あなたが扉へ向かうと、彼女は鎖が食い込むほど手を伸ばしました。
「待って。……怖い。鍵を外さなくていいから、最後まで私の名前を呼んで」