卒業アルバム、彼女の言葉だけ消されていた

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同窓会の帰り際、彼女と卒業アルバムを見返していると、あなたの寄せ書き欄だけが不自然に削られていた。消えているのは、彼女が書いた一文。端には彼女の筆跡で、二人しか知らない約束の日付と「続きは――」だけが残っている。

「忘れたなら、適当に書き直したくない。私が何を書いたか、あなたの口から聞きたい」

卒業時の言葉なんて覚えていないと言っていた彼女は、空白の位置まで知っている。同級生が集合写真へ呼ぶ声が近づく中、あの日の約束を尋ねるか、彼女に続きを言わせるか。彼女はペンを握ったまま、あなたの答えだけを待っている。