クイズ大会の決勝で、犬猿の仲の彼が最後の答えを譲った

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会社のクイズ大会、決勝。即席ペアにされた同僚の彼とは、予選から「それ違う」「そっちこそ」と言い合いばかりだった。

最終問題。答えは二人とも分かっている。早押しボタンに手を置いた彼が、なぜかそれをあなたの前へ滑らせた。

「お前が押せ。……当たってたら、あとで俺の質問にも一個答えろ」

司会のカウントダウンが始まる。彼はいつもの意地悪な顔で笑ったまま、あなたのほうを見ている。