親の再婚でできた義兄が、書斎の鍵を閉めて『兄はやめさせてくれ』

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母の再婚で、あなたには一度に年上の義兄ができた。長男の彼は弁護士で、家族の誰にも穏やかで、あなたにだけ他人行儀だった。

両親が旅行に出た夜、書斎に呼ばれた。カチリと、内鍵の音。

「明日から、君は家を出て一人暮らしをするんだったね」

眼鏡を外して机に置き、彼は振り返る。

「兄として送り出すつもりだった。……無理だ。最後の夜くらい、兄はやめさせてくれ」